プロ志望届提出の高橋純平に早くも飛び交う“一本釣り”情報

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巨人阪神が熱心みたいですけど、フタをあけたらどうなるかわかりませんよ」

 U-18日本代表に選出され、8日にプロ志望届を提出した今秋ドラフト1位候補の高橋純平(県岐阜商)について、パ球団のスカウトがこう言った。

 夏の予選前に左太ももを肉離れし、わずか1試合の登板に終わった高橋。U-18W杯では、高橋を狙う球団のスカウトが連日、球場に足を運び、故障の具合がどうなのか、しっかり投げられるのかという見定めを行った。すでに、撤退した球団もあるといわれる中、高橋に熱視線を送り続けたのが8日の試合が中止になった巨人と阪神だ。

 両球団は高橋とともに、夏の優勝投手の小笠原慎之介(東海大相模)を並行して1位候補にリストアップしている。小笠原は今大会、夏の甲子園の疲れもあったとはいえ、最大のライバルだった米国との2試合の先発を佐藤世那(仙台育英)に譲るなど、一部では評価を落としたとの声もある。

「ただ高橋の方も、直球が146キロまで回復したものの、力を入れて本気で投げようという意思が正直、感じられなかった。評価が難しくなったのも事実です。足は絶対に大丈夫です、と球団を説得できる材料に乏しいというか……。たとえば中日は今大会、地元の逸材である高橋を担当スカウトが視察し続け、オーナーも1位に名前を挙げている。しかし、落合GMは即戦力志向でどうなるかわからない状況です」(前出のスカウト)

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