MLB関係者は呆然 “サイン盗み”にロ軍投手「よく聞く」と発言

公開日: 更新日:

 その瞬間、周りにいた報道陣はもちろん、会見を仕切っていたMLB関係者も口をあんぐり開けてボー然の体だった。

 ロイヤルズのワールドシリーズ制覇で幕を閉じた米メジャーリーグ。そのロイヤルズがブルージェイズとリーグ優勝決定戦を行っている最中の会見でのことだ。

 発言の主はワールドシリーズ期間中に父親が他界、トンボ返りで故郷のドミニカ共和国に戻り、ファンの涙を誘ったロイヤルズの右腕・ボルケス(32)。登板前日会見で、対戦相手のブルージェイズはサインを盗んでいるといわれるがと聞かれ、平然とこう答えたのだ。

「よく聞くよ。(前日に投げた)クエトも言ってた。センター(後方)にだれかがいたってね。ただ、(サインを)盗まれる方も悪いさ」

 ブルージェイズにはかつて、サイン盗み疑惑があった。本拠地の外野スタンドにいる男性が、相手のサインを盗んで打者に知らせているというものだ。それでもボルケスは、街中のレストランで親しい記者に話したわけではない。MLB関係者が同席する公式会見での発言だけに、「聞く方も聞く方なら、答える方も答える方。MLB関係者が慌てふためく様子は滑稽ですらあった」とは、会見場にいたマスコミ関係者だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  4. 4

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  5. 5

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  1. 6

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  2. 7

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  3. 8

    参政党さや氏にドロドロ略奪婚報道の洗礼…同じく芸能界出身の三原じゅん子議員と“お騒がせ”な共通点が

  4. 9

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  5. 10

    自民党を待ち受ける大混乱…石破首相は“針のムシロ”のはずが、SNSでは〈#やめるな〉が急拡大