練習試合で3回6安打3失点も…日ハム斎藤佑に強力な“援軍”

公開日: 更新日:

 8日(日本時間9日)、キャンプ地アリゾナで韓国ロッテとの練習試合に先発。3回を6安打3失点だった日本ハム斎藤佑樹(27)。降板後に「変化球が高かったのが今後の課題です」と振り返った。

 ここ数年間、不甲斐ない成績が続いている斎藤は、12年に負傷した右肩の影響もあり、昨季までの3年間でわずか3勝しか挙げていない。毎年のように「今年こそやらなきゃいけない」と言いながら、結果がついてこなかった。

 そんな斎藤にとってこれ以上ない援軍が、吉井理人投手コーチだ。08年から12年まで日ハムで投手コーチを務め、今季が4年ぶりの復帰となる。斎藤がルーキーイヤーの11年と翌12年、6勝(6敗)、5勝(8敗)と成績を残せたのも、吉井コーチの指導によるところが大きいという。

 信頼できるコーチの復帰は、斎藤にとって技術以上に精神的な救いにもなるはずだ。

「栗山監督は大谷には厳しいのに、斎藤のことはやたらとひいきしている。何度KOされてもチャンスを与え続け、昨季は『九回を投げさせたい』と抑え転向プランまでブチ上げたこともある。あまりに前向きな発言しかしないので、嫌みにすら聞こえるほどです。そうした言動が斎藤のプレッシャーになっていないとは言えないでしょう。プロ入り前から話題性先行の斎藤はチームで浮いている。首脳陣の多くも腫れ物にでも触るような扱いだったが、吉井コーチだけはきちんと斎藤に向き合って面倒を見ていましたからね」(球団OB)

 もちろん、斎藤にふさわしいコーチが来たからといって、活躍できる保証はどこにもないが……汚名返上となるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異