フルスイング伝授? 竜二軍・小笠原道大監督語る「指導論」

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――ミーティングでは選手たちにどんなことを伝えたのですか?

「『時間というのはすぐに過ぎてしまう。まずは1年間、〈勝〉ということを常に心に留めてプレーしてくれ』と。いろんな意味で勝つという意味で〈勝〉の1文字で表現しました。やっぱり野球ですから試合に勝たないといけない。ポジション争いに勝たないと試合に出られない。何より自分に勝たなくてはいけない。弱い自分、強い自分がいる。そこで打ち勝って自分で乗り越えていかないといけないことがほとんど。要は自分ですから」

■年上コーチとの接し方は?

――小笠原監督の現役時代の代名詞だった「フルスイング」を伝授することはあるんですか?

「それは全員ができるものでもないですし、自分がやってきたことを同じようにさせることはないんじゃないかと。選手個々に合ったものがあると思う。そこをしっかり判断し、コーチと相談して進めていきたいと思う」

――指導のスタイルはどうしていきたいと?


「『やらせる練習』はさせたくないと思っています。個々の選手に長所、短所があって、どこを伸ばしたいか分かっていないと成長にはつながらない。ただそれは『後々は』ということ。今は細かい技術よりも土台をつくる段階。二軍の選手全員に当てはまる。ゼロの状態からしっかりとした土台をつくっていかないといけないので、継続性を持って選手を見るなど根気強くやっていかなくては。日数が経ち、その先というのは各個人のオリジナリティーをつくっていければと。そういう体の使い方が必要だ、というような小さな原型をいろいろと付け加えて大きくしていければ」

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