野口みずき&高橋尚子 金メダリスト2人が女子マラソン変えた

公開日: 更新日:

 あと10年もすれば、誰も信じない話だろう。

 リオ五輪女子マラソンの代表選考会は、13日の名古屋ウィメンズで終了。田中智美(28)、小原怜(25)のリオ切符をかけたラスト5キロのデッドヒートが話題になったが、この大会がおそらく「ラストラン」となる野口みずき(37)は、進退については即答を避けたものの、これで引退となる。

 アテネ五輪金メダルの野口は、超人的な練習量で世界の頂点に立った。アテネ前に1800メートル級の高地で2720キロを走り込んだ2度の合宿は伝説となっており、それを聞いた海外選手たちは「クレージー!」と言って皆、驚いたという。

 走り込みならシドニー五輪金メダルの高橋尚子(43)も負けてはいない。長い時で1日に80キロ、最低でも40キロは走っていた高橋は「月に1200~1300キロは普通に走っていた」と語っていた。その一方で練習量が多い分、2人は故障も多かった。

 実業団のある指導者は「高橋や野口の練習量は語り草になっている。今の選手に同じことを求めれば、故障するというより選手生命に影響する。選手のためにならないし、常識外れの練習でケガをすれば指導責任も問われます」と言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状