スノボ大麻で飛び火 リオ五輪代表陣に向けられる疑惑の目

公開日: 更新日:

 未成年のスノーボーダーによる大麻吸引はガキの出来心では済まされない。

 国際大会で実績のある2選手の不祥事だけに、冬季五輪だけでなく夏季五輪にも深刻な影響を及ぼしかねないからだ。

 今年8月に開幕するリオ五輪でメダル獲得、上位入賞が有力視される日本選手は、世界反ドーピング機関(WADA)から徹底マークされることになりそうだ。

 WADAは覚醒剤、大麻、マリフアナなどのいわゆる「ドラッグ」は興奮剤に似た効果が見込めることから、筋肉増強剤や興奮剤と同様に禁止薬物に指定している。

 今回、スノーボードトップ選手の米国遠征中の大麻使用が明らかになったことで、夏季競技の日本人選手にも疑惑の目が向けられるのは必至だ。

 潤沢な強化費に恵まれた日本のトップアスリートは海外で合宿を張るケースは多い。米国の一部の州では、大麻が合法化されているところもあり、そこで数週間滞在すれば「海外の選手からすすめられて手を出す奴もいるはずだ」と疑われてもしかたない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ