2試合で防御率15点台 虎メッセ“広島アレルギー”の深刻度

公開日: 更新日:

 たまたま、ではないんじゃないか。

 22日の広島戦。阪神の先発・メッセンジャー(34)がまたもや火だるまになった。

 初回に2点を先制してもらいながら、三回に松山に逆転3ランを浴びるなど一気に5失点。続く四回にも丸に2点本塁打を被弾した。

 この日の甲子園は、右翼から左翼方向へ強い風が吹いた。松山、丸の一発はいずれも逆方向に打たれたものとあって、金本監督は「普段の風ならどうだっただろう」とかばったが、セ球団スコアラーはこう言った。

「今季初の中4日登板とはいえ、四回途中7失点KOという結果以上に気になるのが、150キロ近い直球と決め球のフォークをフルスイングされたこと。打たれた8安打のうち、6本がそうでした。なんらかのクセがバレているのではないか、そう疑心暗鬼になってもおかしくない内容です」

 メッセンジャーは前回4月22日の対戦でも、勝ち投手にこそなったものの、5回で被安打11、2本の本塁打を浴び、7点を失っている。今季の広島戦の防御率は2試合で15.18とボッコボコ。昨年も広島には3試合で0勝3敗、防御率5.82と打ち込まれた。昨年までの3年間で3勝8敗と大きく負け越している相手だけに、先発の大黒柱の広島アレルギーは深刻である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い