川淵会長“独裁”に反旗まで バスケ協会に燻ぶる新たな火種

公開日: 更新日:

「わずか1週間の合宿と欧州遠征数試合だけで五輪最終予選に臨む。代表戦前に選手を集めるサッカー方式を取っていますが、バスケットボールとサッカーでは当たり前ですが競技の特性が違う。リオ大会はもちろん、20年東京大会に向けて、川淵会長をはじめとするサッカー出身者にどこまで具体的な強化策があるのか心配です。今度のリオ五輪には、日本から審判の派遣もありません。これは有史以来初めてのことです。FIBA(国際バスケットボール連盟)に対して川淵体制がどんな対応をしてきたのか。国際感覚、コミュニケーション能力、交渉力の欠如を問われてしかるべきだと考えています」(日本バスケットボール推進協議会)

 川淵会長はそもそも、男子リーグの分裂問題などでFIBAから無期限の資格停止処分を受けたJBAから招聘され、処分解除の救世主として会長に就いた。その川淵会長が「独裁者」になって、新たな火種を生んでいるとしたら、皮肉なものである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ