来季安泰は菅野と坂本のみ 巨人が“選手総取り換え”大号令

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「FAで目をつけている岸(31=西武)は楽天、山口(29=DeNA)はメジャー志向とされていて苦戦必至。となると、ドラフトが重要になる。昨年1位の桜井がわずか1試合の登板で未勝利に終わったこともV逸の要因の一つだけに、今年こそ失敗はできない。CSの敗退を受け、より即戦力が求められるでしょう」

 前出の6人の中でも、田中、佐々木、柳の大学ビッグ3、高校生では今井の4人が優先されるもようだ。

 力不足なのはあくまで選手。首脳陣はよくやっているというのが球団や親会社トップの評価だから、コーチ人事はほとんど無風という。「打撃部門のコーチのテコ入れはあるかもしれませんけど、たった1年で高橋監督以下の首脳陣に大なたを振るうことはしないでしょう。そもそも高橋監督には半ば強引にユニホームを脱がせて指揮を執らせているわけですから」とはさる巨人OBだ。

 もっとも高橋監督、来年も同様に配慮してもらえる保証はない。来季が3年契約の2年目とはいえ、1次政権時の原監督も堀内監督も2年目のオフにあっさりクビを切られた。そもそも契約年数なんてアテにならないうえ、今オフはこれまで以上に山ほどカネをつぎ込んで選手を補強する方針だ。フロントのメンツにかけても、勝てる陣容を整えるに違いない。それで結果が出なければ、さすがにハンドリングが問われる。来季も勝てなければ、まさしく「自分の責任」になる。

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