中日森監督 G入り濃厚FA山口に“横やりラブコール”の意味

公開日: 更新日:

 G山口「今月中」誕生へ――。

 巨人系列のスポーツ報知がそう書く中、中日森繁和監督(62)がFA宣言中のDeNA・山口俊(29)に「来てくれたらいいな。これからの交渉次第ではチャンスはあると思っている」とラブコール。球団が秘密裏に進めていた獲得レース参戦を突然、明らかにしたものだから、スポーツ紙も揃って報じた。

 これまで本人が交渉のテーブルについたのは巨人のみ。山口は「今月中に結論を出す」としていて、巨人絶対有利の状況は変わらない。

「実際、中日は後れを取っている。森監督の発言は、逆転を狙って山口へ熱意を伝えることと、チーム強化の努力はしているというファンへのアピールの意味合いでしょうが、もうひとつ、今後も“巨人の思い通りにはさせませんよ”という宣戦布告ですよ」とは球界関係者の解説だ。

 森監督の持論は「セ・リーグは巨人に勝たないとダメ」。中日・落合監督(現GM)時代(04~11年)、参謀役(投手、バッテリー、ヘッドコーチ)として辣腕をふるっていた8年間、確かに巨人はこの新監督に何度も辛酸をなめさせられた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  2. 2

    “ケチ付き昇進”横綱豊昇龍がまた休場…名ばかり横綱だった先輩2人との「いや~な」共通点

  3. 3

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  4. 4

    君はそれでも参政党に投票するのか…若者たちの“熱狂”が引き寄せる「徴兵制」「治安維持法」

  5. 5

    “金星プレゼンター”横綱豊昇龍に必要な叔父の図太さ…朝青龍は巡業休んでサッカーしていた

  1. 6

    “トンデモ発言”連発の参政党が参院選終盤でメディア批判を展開する理由…さや候補も「マスコミはウソつき」

  2. 7

    石破と菅が練る「敗戦処理」案…幹事長交代で、進次郎起用、連立相手は維新が本命

  3. 8

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  4. 9

    参院選で激戦の千葉選挙区で国民民主党“激ヤバ”女性議員を自民県連が刑事告発し泥仕合に

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒