6戦で24本も ワールドS最多本塁打記録更新にMLBニンマリ
ワールドシリーズでド派手な花火が打ち上がっている。
10月29日(日本時間同30日)第5戦はシリーズ最多となる1試合7本塁打が乱れ飛び、2002年のエンゼルスとジャイアンツの21本塁打を抜いてワールドシリーズ最多本塁打記録を更新。10月31日(同11月1日)の第6戦も両軍合1発ずつ出て、ここまで24発。第7戦も本塁打ゼロでは済まないだろう。
ドジャース・ベリンジャー(今季39本塁打)、アストロズ・スプリンガー(同34本塁打)ら両軍とも強打者が名を連ねているとはいえ、今シリーズで本塁打が増えている理由はそれだけではないだろう。
29日付の米スポーツ・イラストレーテッド誌(電子版)はドジャース・ハニーカット、アストロズ・ストーム両投手コーチの談話を紹介。「球が滑り、特にスライダーが投げにくくなっている」と口を揃えている。
第6戦の登板に備え会見したアストロズの右腕バーランダーも「これまでより滑る。誰か1人が言っているわけではなくみんなおかしいと言っている」と指摘。第3戦で1本塁打を含む6安打4失点で二回途中にKOされたダルも「スライダーがかなり抜けてしまっていた」とボールへの違和感を口にしているのだ。