好成績復帰で再脚光 ウッズが不況続くゴルフ界の命運握る
タイガー・イズ・バック。
米ゴルフ界では今、タイガー・ウッズが今度こそ完全復活か、と話題になっている。
ウッズがホストを務める「ヒーロー・ワールドチャレンジ」(11月30日~12月3日)で約9カ月ぶりに競技復帰。世界のトップランカー18人だけの試合で、通算8アンダー・9位タイフィニッシュの好成績だったからだ。試合では300ヤードを軽々超える全盛期並みのビッグドライブを見せ、本人も「痛みは全くなくプレーできた」と満足の様子だった。
米メディアは、「これで試合勘を取り戻せば、来年は1、2勝は軽くできる」「チップショットのイップスはまだ治っていないし、まだまだ復活といえるか分からない」と賛否両論だ。
これまでも長期離脱を何度も繰り返しているだけに、完全復活といわれても額面通りには受け取れないというファンが多いのも事実だ。
実際、グレッグ・ノーマンは、「ウッズがホスト役のツアー外競技で、わずか18人だけのフィールドだ。やさしいコンディションの試合にしっかり準備して出場するのと、難しいコースセッティングの米ツアーの公式競技に出場し続けるのとはわけが違う」とウッズの復活に冷ややかな目を向けている。