人気者同士で互いに気遣い? 清宮&大谷の“微妙な”距離感
清宮幸太郎(18)と大谷翔平(23)は今、日本ハムの二軍寮で壁一枚を隔てただけの隣部屋同士で暮らしている。
清宮が入寮した直後、大谷の方から「短い間だけどよろしく」と声をかけ、「よろしくお願いします」と挨拶をした。寮内の食堂やウエートルームでは日常的に顔を合わせ、練習場所も一緒で、同じ時間帯に汗を流してもいる。
先日は大谷のフリー打撃を間近で見て、「今まで結果を出して、飛距離もある選手を見られたのはよかった」と感激していたが、2人きりの会話については、「少しは話をしましたけど、面と向かってというのはないですね。緊張したり萎縮したりというのはないですけど……」と野球談議を実現するまでには至っていない様子だった。
自主トレ期間中のある日、清宮は、ブルペンで投球練習をしていた大谷を遠目に見ていた。近づいて観察しようと思ったが、報道陣にカメラを向けられ足を止めた。接触すれば騒動になり、大谷の練習を邪魔することになると思ったのだろう。チーム関係者がこう言う。
「注目を集める者同士、気を使っているかもしれません。これまで接点はなかったし、そもそも大谷自身、積極的に後輩を食事に誘ったり、選手と群れるタイプではない。清宮もさすがに自分から大谷のところに行って、『打撃で心がけていることは?』などと、なかなか聞きづらいでしょう。外食しようにも、どうしたって目立ちますしね」
清宮は25日、故障した右手親指の再検査を受け、米アリゾナでの一軍キャンプ帯同が正式に決定した。28日の渡米まで残りわずか。大谷との“壁”を飛び越えられるか……。