通訳なしで堂々 清宮の英語力にサイ・ヤング賞右腕も仰天
中学時代には英語部の主将を務め、人前でも堂々と英語のプレゼンをした。2年時には単身、ロサンゼルスでホームステイを経験。ドジャースタジアム、エンゼルスタジアムに観戦に出かけ、ドジャース時代のグリンキーや、エンゼルスの中心打者であるプホルスやトラウトにも刺激を受けたという。
■「この日を思い出せるように」
キャンプ初日の1日(日本時間2日)は、夜明け前の午前6時45分ごろにスッキリした表情で球場入りした。囲んだ報道陣は約100人。球場には現地の日本人を含めて約100人のファンが訪れた。
打撃練習は行わず、別メニューでのキャンプスタートだったが、守備、走塁練習に時間を割いた。守備練習では中田と一塁のポジションに入り、投内連係、シートノック、サインプレーなどで汗を流すと、午後は金子内野守備走塁コーチによる特守も行われた。
練習中には助っ人のレアードとコミュニケーションを図るひと幕も。清宮は「大した会話はしていませんが、(レアードの方から)絡んだりしてくるので。『今日は(バットは)振らないの?』とか聞かれました」と笑顔で話した。
初めてユニホームを着て一歩目を踏み出したことについては、「こういうふうにユニホームに袖を通して、これから月日を重ねるごとに慣れていくこともあると思いますが、この日が初心になると思う。何かあったときにこの日を思い出せるようにしたい」と前を見据えた。