メキシコ戦もファウル6回…FWネイマール“過剰悶絶”の魂胆

公開日: 更新日:

■ダントツの被ファウル数

 ここまでネイマールの被ファウル数23はアルゼンチンFWメッシ(30=バルセロナ)の15、ポルトガルFWロナウド(33=Rマドリード)の14を抑えてダントツだ。

 数の多さ以上に、ファウルを受けた後のピッチでの大げさなジェスチャー、オーバーリアクションも目立っている。

 相手にイエローカードやレッドカードを出させる狙いもあるのだろう。危険なタックルを受けると必ず派手に倒れ込んだり、大声で痛みをアピールしているのだ。

 1次リーグのセルビア戦では、ライン際で相手MFリャイッチ(26=トリノ)に両足で払われて転倒。何ごとか叫びながら、10回近くもピッチ上を転がり続けた。

 対戦相手からはオーバーリアクションを批判されることも少なくないが、これはネイマール流の危機管理だ。スライディングされて、わざとらしく倒れ込むのは、ダメージを軽減して故障を防止する狙いからだという。

 また、寝転ぶことで、スタミナの消耗を抑えているともいわれている。

 ネイマールの過剰反応は単なるパフォーマンスではなく、超一流が見せる芸当といってよさそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  2. 2
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  3. 3
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  4. 4
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  5. 5
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    石原裕次郎(12)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(12)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  4. 9
    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた

    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた会員限定記事

  5. 10
    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」

    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」