プロが解説 アマは1m以内のパットでも“ピン抜かず”が正解

公開日: 更新日:

【HSBC女子選手権】

 3アンダー、6位タイでスタートした畑岡奈紗(20)は72。スコアを伸ばせず10位タイに後退。18番では2メートルのバーディーパットが打ち切れず悔しいフィニッシュとなった。

 パットといえば、今年からゴルフルールが大幅に変更され、グリーン上でピンを抜かずにプレーすることもできるようになった。畑岡の出場している試合を見ていると、10メートル以上のロングパットでは多くの選手がピンを抜かずに打っていたが、並木俊明プロは「アマチュアはなるべくピンを差したまま打つべきです」と言って、こう続ける。

「今は大きなベントグリーンが主流で20メートル以上のファーストパットを打つケースも多いでしょう。10メートル以上のロングパットはピンを差したままの方が距離感を合わせやすい。しかし、アマチュアの場合、1メートル以内のパッティングでもピンを抜かずに打つべきです。私はこのルールができてからグリーン上で何度も実験しました。パッティングの打球は順回転で転がっていくので、よほど強く打たない限り1メートル以内でもピンに当たるとカップインします。強くなければピンの真正面に当たらなくても入ります。グリーン外からのアプローチがピンに当たって大きくはじかれるケースが多いのは逆回転がかかっている時です。ピンを抜かずにプレーすればプレースピードも速くなります」

 ちなみに、順回転のボールはグリーンの芝目に影響されにくいし、伸びもいい。お試しあれ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

    阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

  4. 4
    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  5. 5
    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

  1. 6
    キムタクは今後「友情出演」が増える! 視聴率も満足度もかつての面影なし…

    キムタクは今後「友情出演」が増える! 視聴率も満足度もかつての面影なし…

  2. 7
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  3. 8
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9
    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

  5. 10
    厚労省が姑息なマイナ移行作戦 「資格確認証」には触れず保険証廃止ばかり強調する悪質

    厚労省が姑息なマイナ移行作戦 「資格確認証」には触れず保険証廃止ばかり強調する悪質