巨人キャンプMVP 元木大介コーチ13年ぶりユニの“第一信条”

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 2005年にユニホームを脱いでから13年間が経過した。

「ずっと見ていたわけじゃないから、よく話をすること。とにかくコミュニケーションを取ること。選手に“うざい”と思われているかもしれないけど、ベテランから若手までみんなと話をするようにしている。選手のことを分かっていないとコーチにならない。(阿部)慎之助とは『話をしよう』って誘ってメシ食いに行ったよ。チームがいい時も悪い時も、あいつはよく知っているはずだから。選手が何を考えているのか知りたいし、元木ってこんなやつなんだって知ってもらいたいのもある」

■ノックも三塁コーチも「全部難しい」

 解説者として、タレントとして、実業家として、外から野球界を見てきた。昨年、世界少年野球大会の日本代表監督を務めたが、突然のコーチ就任は、苦労も伴う。三塁コーチという大役も担っている。

「プロのコーチは初めて。全部難しいよ。ノックも難しい。キャッチャーフライだけじゃなくてね。だから自分の現役の時より練習してる。サードコーチャーとしては、まずプロのスピードに慣れること。自分のチームを知ることから始めている。ランナーのスタートは見ても、ランナーだけを見ていてもダメ。守備陣の打球の捕り方なども見ないといけないし、視野を広くしないと。当然データも必要。味方のランナーの足の速さ、相手の外野手の肩とかね。いろいろ聞いて勉強しないと。そういう意味でもコミュニケーションが必要」

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