凱旋パレードで金メダリスト超え 朝乃山は7月場所が正念場

公開日: 更新日:

 優勝力士の姿に、富山県民が酔いしれた。

 16日に地元の富山でパレードを行った朝乃山(25)。5月場所を制した力士を一目見ようと、集まった観衆は約2万5000人。これは2016年リオ五輪で金メダルを獲得した同県出身のレスリング登坂と柔道田知本が、ペアで行った凱旋パレードの2万2000人を上回る数字だ。

 187センチ、177キロの体格で「富山の人間山脈」と呼ばれた朝乃山は、いまや「富山の星」。本場所で富山県勢が優勝するのは、明治時代の横綱太刀山以来、103年ぶりの快挙だ。県民の期待が高いのもうなずける。

 そんな朝乃山にとって、7月場所は試練の場所になりそうだ。5月場所では前頭8枚目。番付を上げれば、上位陣との対戦は避けられない。2横綱4大関と当たる可能性が高いのだ。主に幕内下位だった朝乃山は彼らとの取組が少なく、対戦成績も振るわない。横綱戦はこれまでゼロ。連続Vどころか、勝ち越せば御の字……といったあんばいなのだ。

■悪癖の連敗癖を克服できるか

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  2. 2
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  3. 3
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  4. 4
    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

  5. 5
    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

  1. 6
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8
    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

  4. 9
    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

  5. 10
    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白