し烈サマーリーグ ウィザーズ八村塁も足を引っ張られる?
日本人ルーキーが順調なスタートを切った。
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズ・八村塁(21)が、サマーリーグ(ネバダ州ラスベガス)でゴールを量産しているのだ。
8日のネッツ戦では両チーム最多タイの19得点をマーク。6日のペリカンズ戦と合わせ、計33得点はチームトップだ。
ウィザーズのスコット・ブルックス・ヘッドコーチが「バスケットIQが非常に高い選手だ」と話すなど、首脳陣の評価は日増しに高まるばかりだが、今後もゴールネットを揺らし続けるとは限らない。
若手の登竜門であるサマーリーグは、来季のロースター入りを巡って、実績のない選手がアピールする場だ。毎年、生き残りを狙う若手によってチーム内では、し烈な競争が繰り広げられる。自軍の戦力構想から外れても、他球団のGMの目に留まる可能性もあるだけに、若手の評価基準の一つとされるチーム戦術の徹底をないがしろにしてまで、スタンドプレーに走る選手も中にはいる。
実際、ウィザーズでも、八村が相手のマークから外れた位置にいながら、同僚選手がパスを回さず、強引にシュートを放つシーンも目についた。