運営問題連発の韓国でスポーツ国際大会が多いのはなぜか

公開日: 更新日:

 なぜ韓国で、国際大会が次々に行われるのか。韓国メディアの関係者が言う。

「五輪がそうであるように、世界選手権やアジア大会の開催は国家や都市の国際的な地位の向上だけでなく、経済効果や競技強化にもつながる。韓国は陸上と水泳が弱い。2011年の世界陸上(大邱)の誘致にはIAAF(国際陸上競技連盟)のパク・ションギ委員が尽力。一方で世界陸上の誘致は、今年の世界水泳の公式スポンサーでもあるサムスンの力もあった。サムスン発祥の地は大邱。サムスンは韓国陸上界のタニマチで、世界陸上テグ大会誘致決定後に、IAAFやダイヤモンドリーグの公式スポンサーにもなっている」

 さらにこの関係者が続ける。

「世界大会の誘致は、スポーツ先進国の日本への敵愾心もある。韓国が政治力とカネで日本開催がほぼ決まっていた88年(名古屋)五輪をソウル開催にひっくり返し、02年サッカーW杯を日韓共催にした。相手が日本でなければ実現したかどうか。今も韓国は日本に追いつき、追い越せなんです」

 今回の競泳世界選手権を誘致するためのプレゼンでは、「韓国政府が1億ドル(約108億円)を支援する」という趣旨の偽造文書を誘致資料の中に盛り込んでいた。どこかの国の首相も五輪招致のプレゼンで福島原発問題を「アンダーコントロール(管理下に置いている)」と述べていたから、この件に関しては問題視できないか……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?