ポスティング移籍を狙う筒香 内野グラブ持参の本気度は
ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指すDeNA・筒香嘉智外野手(28)が、渡米に向けて準備に抜かりがない。
筒香を巡っては11月のGM会議でブルージェイズのロス・アトキンスGMが「彼は素晴らしい打者。優れた才能がある」と高く評価。複数の米メディアの報道では、外野手が手薄なチームが入札に動くとされているが、本人は外野守備にはこだわらない姿勢を見せている。
筒香は弱肩の上に、守備範囲も狭く、外野守備に難がある。渡米後は出場機会を与えられない可能性もあるだけに、自らチャンスを広げるために、内野守備にも備えているという。
筒香に近い関係者によれば、メジャー移籍にあたり、本職の外野用だけでなく、三塁や一塁のグラブ作製を契約するスポーツ用品メーカーに依頼。2月のキャンプには3種類のグラブを持参するそうだ。
内野もこなせれば、出場機会も拡大するとあって「チャンスがあれば、外野にこだわらない」と話しているという。
今季の筒香は本職の左翼以外にも、三塁を27試合守った。5年ぶりのサードながら、失策はわずか1個。2個の併殺を完成させるなど、まずまずのフィールディングを見せていた。