レイズ筒香“マルチ内野”に自信も…本拠地と敵地では大違い
レイズの筒香嘉智(28)が、精力的な守備練習に取り組んでいる。
19日(日本時間20日)には早出で三塁のノックを受けた。日本からは外野用の他、一塁と三塁用のグラブを持ち込んだそうで、クラブハウスのロッカーは異なる7種類のグラブで埋め尽くされている。
不慣れな内野守備にも、軽快なグラブさばきを見せており「(日本でも)結構練習してきたので」と自信を見せたが、開幕すれば、内野での起用は限られそうだ。
筒香は一塁の崔、三塁のディアスが休養する際、どちらかで起用される見込み。キャッシュ監督は筒香の長打力を生かすため「(複数ポジションを守らせるなど)あらゆる選択肢を模索したい」と話しているが、実際問題としてそうはいかない。
レイズの本拠地フロリダ州セントピーターズバーグの「トロピカーナ・フィールド」はメジャーでは唯一の密閉式ドーム球場。当然、グラウンドには人工芝が敷き詰められている。2018年のオフには選手の下半身への負担を減らすため、特殊な加工を施した柔軟性のある人工芝に張り替えた。昨年は下半身を故障する選手は激減したものの、同時に打球が減速して安打性の当たりが野手の間を抜けないケースも増えたという。