ヤクルト奥川の右肘炎症再発防止プラン 二軍投手Cに聞いた

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 実際、キャッチボールやブルペン時に軸足である右足が不安定になることがある。初ブルペンに入る前のキャッチボールではバランスを崩し、奥川本人も「上(体)主導になっていた」と話した。

 しかし、小野寺コーチは「奥川は対応力がある」と言う。ブルペン入りまでに右膝の使い方などを見直し、下半身にタメをつくって投げられるように修正した。戸田球場での3度目のブルペン投球では20球を投げた後、小野寺コーチとバランスや立ち方を探り、残り20球は球のキレが蘇った。

「筋力もつき、立った時のバランスがこの1カ月で良くなっている。バランスが悪い時も、それを伝えると自分で修正し、いい感じに持っていく。繊細なところがあります」(小野寺コーチ)

 その奥川はこの日の練習後、3日に行われる星稜高の卒業式に出席するため石川へ里帰りした。

【写真特集】ヤクルト奥川・ロッテ佐々木 キャンプ初めての休日

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