ケプカ3連覇達成へ…首位1打差の好発進に「自信がある」

公開日: 更新日:

松山英樹 ティーショットの乱れをカバーしたチップインバーディー2回

 8年連続出場の松山英樹(28)は前半、ティーショットが1度もフェアウエーをキープできなかった。

 3番パー3でグリーン左奥ラフから、約10メートルを直接カップにねじ込んでバーディーが先行。ところが、5番パー4はドライバーを大きく右に曲げてパーオンを逃し、8メートルのパーパットはひと転がりが足りずカップ縁に止まりボギー。251ヤードと距離の長い8番パー3では、ティーショットが手前バンカーにつかまり、ピンそば2メートルにつける絶妙なバンカーショットを見せた。しかし、肝心のパーパットはカップにけられて2つ目のボギーをたたいた。

 1オーバーで折り返し、13番でこの日2度目のチップインバーディーを決めて、スコアをイーブンパーに戻した。その後はパーセーブを続けて初日はイーブンパーでホールアウトした。

 事前の優勝予想19番手に挙げられたのは、抜群のショット力が評価されてのことだが、ティーショットがフェアウエーをキープしたのは後半になって15番、16番、18番の3ホールだけ。午後スタートの初日は、風が吹き始めて狭いフェアウエー攻略に手こずった。

▽松山の話 「ティーショットが荒れてしまって、早く原因を突き止めないと明日も大変なことになる。簡単にいえば力みが問題。しっかり振ってもまっすぐ行くように修正したい。明日は風が穏やかな午前スタートだから、しっかりスコアを伸ばしていきたい」

石川遼 5年目のメジャーは「忍」

 石川遼(28)にとってメジャーの舞台は2015年全米オープン以来。風が弱い午前スタート(8時17分)だったが、フェアウエーキープ率、パーオン率とも50%。ショットに苦しみ2バーディー、4ボギーの72。2オーバーで初日を終えた。

「緊張で前半はバタバタした。もっとボギーが出てもおかしくなかった。グリーンは非常に速いがパターで耐えた。9番は第1打を左に曲げて、花道からのアプローチでパーが取れた。第1打を曲げたときのために練習ラウンドで30~40ヤードのアプローチを重点的にやった。4番パー5は難しいので、10番パー5で取れて少しほっとした。明日は予選通過がかかる。フェアウエーにいかないことを想定してやっていきたい」

 パーを拾うゴルフでは2日目も苦戦必至だ。

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