絶不調の大谷翔平…エ軍指揮官から課せられる打席での辛抱

公開日: 更新日:

 当時、岩村氏は試合前に監督室に足を運び、メジャー屈指の理論派として知られる指揮官と積極的にコミュニケーションを図って、戦術の理解を深めていた。渡米前のヤクルトでは長距離砲として実績を残しただけに早いカウントから手を出す打撃スタイルには「もっと、相手投手に球数を投げさせてくれ」「他の打者に相手の投球を見せてくれ」などと注文されたという。

 今季の大谷は、どちらかといえば早打ちで、1打席あたりで費やした球数は4・10。リーグトップのアスレチックス・カナ(4・66)はもちろん、同僚のトラウト(4・32)と比べても少ない(1日終了時)。

 チームは首位アスレチックスと11・5ゲーム差でア・リーグ西地区最下位。すでにポストシーズン進出は絶望的とはいえ、待球によって不振脱出のきっかけをつかめるか。

■パドレス戦は5番・DH

 その大谷は3日(日本時間4日)のパドレス戦は「5番・DH」でスタメンに名を連ねた。相手の先発クレビンジャーに対し、18年に2打席連続本塁打を放つなど、5打数2安打3打点。得意の右腕に、二回の第1打席は高めの変化球に手が出ず、見逃し三振に倒れた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  2. 2
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  3. 3
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  4. 4
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  5. 5
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  4. 9
    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた

    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた会員限定記事

  5. 10
    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」

    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」