八村塁キャンプイン 課題は3Pシュート確率「3割5分」の壁
■4割を超えて一流3Pシューター
近年、NBAで重視される3ポイントシュートの精度が低いからだ。八村はペイントエリア(制限区域)内からのシュートには定評があるものの3ポイントシュートの確率は物足りない。昨季は87本放って成功したのはわずか25本。成功率は28・7%にとどまった。
八村が主に務めるパワーフォワード(PF)はゴール前で体を張ったプレーが求められる。肉体的負担の大きいPFでも3ポイントの精度の高さは求められ、PFでは昨季ペイサーズのダグ・マクダーモットが全体トップの43・5%を記録した。4割を超えると一流の3ポイントシューターと見なされるが、一般的にPFは成功率35%が及第点とされる。
ウィザーズは今年のドラフト9位でオールラウンダーのデニ・アブディヤ(19=イスラエル)を指名。チーム内には八村と同じフォワードの若手も育っているだけに、スタメンの座をキープするには3ポイントのデキが重要になる。