陸上・田中希実 東京五輪入賞は「歩幅と持久力」がカギ

公開日: 更新日:

田中希実(21歳・陸上女子5000m)

 母の千洋さんによれば、小学校の徒競走やリレーではいつもビリ。「変な走り方だね」と笑ってしまうようなフォームだったというが、それが東京五輪で世界の強豪と争うまでになった。

 2019年世界選手権(ドーハ)は決勝へ進み、日本歴代2位の15分0秒01をマークして14位。「東京五輪も入賞は厳しい」との声もある。元日本陸連の強化委員長や副会長などを歴任、選手時代はメキシコ、ミュンヘン五輪5000、1万メートル代表の澤木啓祐氏が言う。

「3000メートル(8分41秒35)と1500メートル(4分5秒27)の記録からも、5000メートルの自己記録(15分0秒01)は容易に更新できる。12月の日本選手権では3000メートルから4000メートルが2分56秒、4000メートルから5000メートルは2分51秒。国際レースに通用するぺースに上げた。男女の5000メートルはラスト勝負になることが多い。五輪のメダル争いは14分20秒台。14分40秒前後なら入賞の可能性はある」

 澤木氏は、種目は違えども、アテネ五輪のマラソンで金メダルを取った野口みずきを参考にしろと言う。

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