大谷10戦連続安打 開幕後は「ブラッシュボール」の餌食に
エンゼルス・大谷翔平(26)が23日(日本時間24日)のレンジャーズ戦に「1番・DH」で出場し、三回、相手先発右腕ライルズから中前打を放って3打数1安打1三振。10戦連続安打で、打率を6割とした。
すでに4本塁打を放ち、復調気配の大谷だが、他球団のスコアラーは懐疑的だ。
他球団の投手は今季、二刀流に復帰する大谷への気兼ねもあって、オープン戦で厳しいコースを攻めていないからだ。
「大谷が安打にしているのも比較的甘いコースが多く、相手投手からすればシーズン中であれば失投と責められてもおかしくない。オープン戦では本調子でない投手が少なくない。長打がある大谷の状態を把握する意味でも、あえて打ちやすいコースに投げる球団もある。オープン戦のデータを分析して、開幕後は大谷が得意とするコースを避け、内角攻めに徹するはずです。ブラッシュボールも増えるでしょう」(ア・リーグスコアラー)
エ軍は開幕からホワイトソックス、アストロズ、ブルージェイズと好投手が揃うチームとの対戦が続く。厳しいコースを突かれれば、開幕早々に打撃フォームを崩しかねない。
レイズ・筒香嘉智(29)はオリオールズ戦に「2番・一塁」で出場し、3打数1安打1三振だった。