急転直下!古江彩佳の米ツアー最終予選会への挑戦、女子プロ協会の“事情”は気にするべからず
渋野や古江は、小学生の時に見ていた小柄な宮里藍(155センチ)の活躍に多大な影響を受けている。米ツアー挑戦は自然な流れなのかもしれない。
■看板選手が次々に
今年のQスクールは、米アラバマ州で12月2~5日、同9~12日の計8日間144ホールで行われる。よって、渋野と古江は当該年度優勝者や同ロレックスランク上位者らが出場する国内最終戦のJLPGAツアーチャンピオンシップ(11月25~28日)には出場しない。
ある大会スポンサーの関係者がこう語る。
「最終戦は女子プロ協会が主催する大会で、毎年賞金女王争いなどが話題になる。一方で、賞金は高い(優勝3000万円)し、勝てば翌年から3年間のシード権も手にできるので、出場選手は目の色を変える。その大会に渋野、古江という人気選手が出ないのは主催の女子プロ協会にとっては痛いですよ」
さらに、この関係者は続ける。
「通常の冠大会も他人事ではない。すでに勝みなみ(23)は、世界ランキング75位以内に入り、来年のQスクールを受けたいと言っている。西村優菜(21)や原英莉花(22)、吉田優利(21)も近い将来、米ツアーで戦う意向です。実力がある彼女たちが、来年同時に米女子ツアーの予選会を通ることだってあり得るわけです。今年の全米女子オープンに勝った笹生優花(20)は、直後に米国のツアーメンバーになった。来季は渋野と古江、23年は勝、西村、原、吉田という国内の看板選手たちが次々と米国へ行くことになれば、トーナメント主催者や女子プロ協会は参りますよ」
そんな事情は選手に関係なし。どんどん世界に挑戦するべきだ。