古江彩佳にチラつく「賞金女王」のご褒美 3年シード獲得なら米ツアー参戦の“保険”になる
【樋口久子・三菱電機レディスゴルフ】
狙わないと言えば嘘になる。
2週連続優勝の古江彩佳(21)は今大会に「3週連続」がかかる。達成すれば1988年のツアー制施行後では、2007年全美貞、19年鈴木愛に続く3人目となるが、それより気になるのは獲得賞金だろう。
もっか賞金ランク1位の稲見萌寧(22=約2億1449万円)は腰痛のために今週は欠場する。
「(約2200万円差を)追いかける方からすると、そこはおいしい話かもしれないですが、自分のゴルフができたらいい」と、古江の口からは本音もチラリと出た。
来季の米女子ツアー参戦を狙う古江は、出場権を得るため12月に最終予選会(QT)を受ける。できることなら、国内ツアー最終戦のツアー選手権(11月25日開幕)前に稲見を逆転し、賞金女王を確定させれば、ツアー選手権を休んで余裕を持って渡米できる。しかし、古江は今のところ最終戦に出場する意向だ。
あるツアー関係者が言う。