日本ハム松本剛がパ首位打者&盗塁王を快走中! プロ11年目ブレークの根底に“帝京魂”
プロ11年目にしてこれまでにない輝きを放っているのが、22日のソフトバンク戦に「3番・左翼」でスタメン出場した日本ハムの松本剛(28)だ。
この日は4-0でリードする二回2死一、二塁の好機で打席に立つと、右腕・レイのツーシームを右前へはじき返す適時打。5試合連続安打と順調に記録を伸ばしている。
22日現在、打率は12球団唯一の4割台(.400)と首位を独走。走っては7盗塁を決め、こちらも12球団トップに立っている。
「たびたび故障に苦しんでいたけど、ポテンシャルは高く評価されていた選手です。しかし、これほどの活躍はまったく想像していなかった。みんな不思議がっています。ブレークの秘密は不屈の根性、としか……」とは球団OB。
2012年に帝京高から入団した松本のキャリアハイは、115試合の出場で402打数110安打、打率.274、5本塁打、33打点をマークした17年。ところが、19年夏に故障で右ヒジを手術。以降は代打や代走の出場が増え、思うような成績を残していなかった。