DeNA今永昇太“準完全”ノーノー達成で再び頭をもたげる「メジャー挑戦」
負ければチーム最下位転落の危機を救った。
DeNAの今永昇太(29)が7日の日本ハム戦で史上85人目のノーヒットノーランを“1四球”の準完全試合で達成。チームでは1970年の鬼頭洋以来52年ぶりの快挙に、「まさか自分ができるとは思っていなかったが、何者でもない一投手をみんながこういう結果に導いてくれた」と喜んだ。
入団1年目の16年に8勝を挙げ、17年、19年に2ケタ勝利をマークした好投手ながら、20年10月には大学時代に痛めたことがある左肩をクリーニング手術。今年のキャンプでも左前腕の肉離れで離脱し、開幕一軍入りを逃すなど、近年は何かとケガが多い。
とはいえ、ここまで5試合に登板し、3勝0敗、防御率1.25の好成績をマーク。ノーノーを達成したように、このまま好調を維持することができれば、メジャー挑戦への思いが再び頭をもたげるのではないか。
今永は18年の強化試合、19年のプレミア12で侍ジャパンのユニホームに袖を通し、海外のチーム相手に好投。昨オフの契約更改後の記者会見では、「契約の話をする前に三原球団代表から『アメリカ自体に今永自身は興味があるのか』と聞かれ、『あります』と答えました」と、メジャー志向があることを公言した。横浜OBが言う。