小池都知事「汚職再発防止」会議発足の“茶番”…五輪総括なしで森元首相は高笑い
9日の都議会オリパラ特別委員会でも、委員から非公開となっているスポンサー・ライセンスの契約書・契約料の開示要望が相次いだが、都の担当者は「守秘義務」を盾に拒んでいた。
「すでに組織委は解散し、都まで大会経費の検証に及び腰では同じことを繰り返すだけです。小池知事も捜査のひと区切りを機に形ばかりの会議を立ち上げ、“やりました感”を出したいのでしょう」(本間龍氏)
■森元首相とバトルの見る影なし
おかげで組織委会長だった森元首相は余裕シャクシャク。14日は安倍派議員のパーティーで講演し、「バラバラと言われるが、これほどまとまっている派閥はない」と上機嫌だったが、五輪汚職には言及しなかった。
「都議会オリパラ特別委の委員長、副委員長、理事は森氏と親密な自民党議員で固められ、『森氏の招致を拒む狙いがあった』とささやかれています」(都政関係者)
就任当初は五輪の競技会場などを巡り、森氏とバトルを繰り広げた小池知事だが、今や都議会自民に押されっぱなし。
見る影もない落ちぶれようだ。