欧州女子ツアー“賞金ぶん捕り合戦”の過酷 カネ目当てに米女子ツアー選手が大挙出稼ぎ

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 サウジのオイルマネーが入ったことで、今季の欧州女子ツアーは賞金総額が30試合で過去最高の3500万ユーロ(約50億円)超。隆盛を極める日本の国内女子ツアーでさえも、今季は38試合で賞金総額は44億9000万円だ。「欧州」がいかに魅力的かわかる。

 賞金が高い一方で、移動は厳しい。開幕戦のケニアから始まり、モロッコ、サウジアラビア、南アフリカ、シンガポール、フランス、米国、ベルギー、スウェーデン、ドイツ、チェコ、フィンランド、英国、スペイン、フランス、スコットランド、英国、北アイルランド、アイルランド、オランダ、スイス、スペイン、フランス、香港、タイ、インド、サウジ、そして最終戦はスペイン。

 これだけの国を回れば、移動はもちろんのこと、試合会場の気候や芝の違いなどに順応するのは容易ではない。

 とはいえ、プロは稼いでナンボの商売。国内ツアーに出場できない選手は、今季から欧州ツアーを主戦場とする識西諭里(25)のように挑戦してみてはどうか。

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