欧州・日本ツアー共催大会で日本勢振るわず…国内賞金王のレベルが世界中にバレてしまう

公開日: 更新日:

【ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!】第1日

 今週は欧州のDPワールドツアーと初の共催大会。優勝賞金4420万3400円は国内最高額、勝てば同ツアーの今季残り試合と2025年までの出場権を手にできる。さらに年間ポイント10位以内に入ると、米PGAツアーのメンバーカードも取得できるなど、海外志向のプロにとって世界に羽ばたく、またとないチャンスだ。

 試合は国内で行われ、気候、移動、食事、芝にも慣れた日本勢が優利とみられたが、初日トップ10に3選手だけ。

 昨季の賞金ランク資格で、すでにDPワールドツアー出場資格を手にしている星野陸也(26)は4アンダー14位タイ、岩崎亜久竜(25)が2アンダー49位タイ。そしてマスターズ帰りでお疲れなのか昨年の賞金王、比嘉一貴(27)は2オーバー117位タイと大きく出遅れた。

「いま世界のプロゴルフ界は新ツアー『LIVゴルフ招待』に対抗するように連携を深め、実力の高いプロが互いのフィールドでプレーできるようにパートナーシップを結んでいます。ただ、チャンスを与えても、日本選手が活躍をしなければ出場枠を減らされたり、レベルが低ければ日本ツアーそのものが世界連携構想からはじき出されてしまうことも考えられます」(ツアー記者)

 先のマスターズでは特別招待された比嘉が予選落ち。欧州との共催大会でも予選落ちなら、日本ツアー賞金王の評価もがた落ち。レベルが低いというレッテルが貼られてしまう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    阪神球団内外でジワジワ広がる“岡田包囲網”…掛布雅之氏、福本豊氏も「異議あり!」

    阪神球団内外でジワジワ広がる“岡田包囲網”…掛布雅之氏、福本豊氏も「異議あり!」

  2. 2
    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3
    プロ初2ケタ勝利の西武・今井達也が語る“5.9にキレた”理由 降板後にベンチでブチ切れ

    プロ初2ケタ勝利の西武・今井達也が語る“5.9にキレた”理由 降板後にベンチでブチ切れ

  4. 4
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5
    用意する資金は青天井! 名門ヤンキースが朗希獲得でドジャースへの“リベンジ”画策

    用意する資金は青天井! 名門ヤンキースが朗希獲得でドジャースへの“リベンジ”画策

  1. 6
    協会の強硬姿勢が招いた「15大会消滅」の危機…杜撰なツアー改革構想が女子プロの職場を奪う

    協会の強硬姿勢が招いた「15大会消滅」の危機…杜撰なツアー改革構想が女子プロの職場を奪う

  2. 7
    万博スタッフに「時給2000円」大盤振る舞いの裏で…“格差拡大”に涙を飲む大阪府非常勤職員

    万博スタッフに「時給2000円」大盤振る舞いの裏で…“格差拡大”に涙を飲む大阪府非常勤職員

  3. 8
    西武・今井達也“堪忍袋の緒”はブチ切れ寸前? 好投まったく報われずメジャー志向は増す一方

    西武・今井達也“堪忍袋の緒”はブチ切れ寸前? 好投まったく報われずメジャー志向は増す一方

  4. 9
    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 10
    藤川球児氏が岡田監督に「モノ申した」不穏…阪神球団内でも指揮官への“逆風”強まる

    藤川球児氏が岡田監督に「モノ申した」不穏…阪神球団内でも指揮官への“逆風”強まる