昨季クビにした助っ人をなぜ? ソフトバンクがデスパイネ再契約で起きる2つの波紋
巨漢の帰還でチームはどう変わるか。
13日、ソフトバンクは昨季まで在籍していたデスパイネ(36)の再獲得を発表した。
13日現在、首位ロッテと1ゲーム差の3位。王球団会長は年始の挨拶で「10ゲームくらい引き離してゴールするんだ、という強い気持ちをもって戦いたい」と話していたが、もたついている印象だ。
オフに総額80億円補強でバックアップしてもらった藤本監督も肩身が狭い。球団がクビにしたばかりの助っ人を呼び戻したのは、「現有戦力では優勝は難しい」と判断したからに他ならない。特例2023で抹消される選手が相次ぐ不運もあるものの、補強の“おかわり”をしてもらった以上、藤本監督へのプレッシャーはこれまで以上だろう。
さらに球団内で同情を買っているのが、新助っ人のアストゥディーヨ(31)だ。デスパイネに代わる中軸打者として期待されたものの、もっか打率.133、0本塁打、0打点。5月20日の西武戦を最後に二軍落ちしている。
さる球団OBは「確かに数字はひどいが……」とこう続ける。