稲見萌寧が米ツアー初Vも来季出場資格は「放棄」か…まだ心配な“第2のスランプ”
19年の鈴木は今大会に勝ち、翌週も優勝して3連勝。この年は7勝して17年に次ぐ2度目の賞金女王になった。
ところが、米ツアーに参戦せずに臨んだ翌シーズンはコロナ禍という事情があったものの、45試合で優勝1回。ショットメーカーのパット巧者が、20年からフェアウエーキープ率とパーオン率が急降下。
昨年は31試合でトップ5入りが3回、予選落ち6回。平均ストローク(71.4672)は過去5年のワーストで未勝利に終わった。
「19年の鈴木は25歳で、TOTOの勝利がツアー通算15勝目。24歳の稲見も今回が通算13勝目。21年には8勝を挙げ、賞金女王にも輝いたが、昨年8月以来、優勝から遠ざかっていたのは腰痛やスイング改造を4回も行った影響です。稲見は鈴木とは逆に苦しい時期を乗り越えての優勝とはいえ、まだまだ本調子とは言えず、右手の動きが悪く、パットにも問題を抱えている。鈴木同様、ゴルフに対する理想も高い。再びスイングを変えたりすれば微妙な感覚のズレですぐにおかしくなりますから」(前出の関係者)
来季の稲見はどっちに転ぶか。