久常涼がPGAツアー切符取りに挑戦! 欧州ツアーV勝ち取ったメリハリのあるプレーに期待
欧州ツアーは昨季から、日本の賞金ランク上位3人にツアーメンバーの資格を与えることになった。久常はそれとは別に、昨秋の予選会7位でツアー切符を手にした。今季は欧州各国、ケニア、日本、インド、シンガポールを転戦。初めてのコースばかりで苦労の連続だったはずだ。
世界各国を転戦し、成績を残すには何が必要か、足りないものは何か。肌で感じて多くのことを学び、失敗を繰り返し、フランス・オープン優勝につながったに違いない。ドバイでの最終戦で必ずや夢をかなえて欲しい。
国内男子では中島啓太(23)が13日時点の賞金ランク1位で、PGA下部ツアーの来季出場権をかけた最終予選会(12月14日開幕)に出ることになった。こちらは5位タイまではいきなりPGAツアーの出場資格を手にできる。
これまで日本選手に欠けていたのは飛距離だった。若い選手たちは用具の進化や日頃のトレーニングにより、海外勢に飛距離で大きく見劣りすることはなくなった。アイアンの精度を上げ、小技を磨けば勝負になる時代がやってきた。
久常も中島も切符取りは簡単ではないことは分かっているが、来季2人がPGAツアーでプレーする姿をぜひ見たいものだ。