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羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

久常涼がPGAツアー切符取りに挑戦! 欧州ツアーV勝ち取ったメリハリのあるプレーに期待

公開日: 更新日:

 欧州ツアーは昨季から、日本の賞金ランク上位3人にツアーメンバーの資格を与えることになった。久常はそれとは別に、昨秋の予選会7位でツアー切符を手にした。今季は欧州各国、ケニア、日本、インド、シンガポールを転戦。初めてのコースばかりで苦労の連続だったはずだ。

 世界各国を転戦し、成績を残すには何が必要か、足りないものは何か。肌で感じて多くのことを学び、失敗を繰り返し、フランス・オープン優勝につながったに違いない。ドバイでの最終戦で必ずや夢をかなえて欲しい。

 国内男子では中島啓太(23)が13日時点の賞金ランク1位で、PGA下部ツアーの来季出場権をかけた最終予選会(12月14日開幕)に出ることになった。こちらは5位タイまではいきなりPGAツアーの出場資格を手にできる。

 これまで日本選手に欠けていたのは飛距離だった。若い選手たちは用具の進化や日頃のトレーニングにより、海外勢に飛距離で大きく見劣りすることはなくなった。アイアンの精度を上げ、小技を磨けば勝負になる時代がやってきた。

 久常も中島も切符取りは簡単ではないことは分かっているが、来季2人がPGAツアーでプレーする姿をぜひ見たいものだ。

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