大ケガでパリ五輪に黄色信号…打ち明けた胸中「チームメートは仲間であると同時にライバル」
「ケガをした当初はみんなに置いていかれる不安や焦り、悔しさがこみあげてきて……。でも、今はできることをやろうと切り替えられています。アクロバティックはメンバーとして練習にも参加していますが、他の2種目は補欠として泳いでいます。いつ誰がケガをしてしまうかわからないので、その時にすぐに対応できるように演技のすべてを覚えて、どの場所にも入れるように準備しています。正直に言うと、精神的に難しい部分もある。チームメートは仲間であると同時に、ライバルでもあるので……」
もちろんパリ五輪を諦めるつもりはまったくない。
「腰の痛みがいつ出てくるかわからないので、これが出ないように。自分の体を強くすることが今一番やらないといけないこと。技術面では、各種目ごとに求められる技術が全然違いますが、五輪メンバーに選ばれるには、オールマイティーに全てをこなせる能力が求められます。技の正確性など技術を高めてチームに必要とされる選手になる、それがパリ五輪のメンバーに選ばれるために必要なことだと思っています。ギリギリまでメンバー入りを目指して、できることを全力でやっていくだけです」