開幕から本塁打なし自己ワースト更新…大谷精彩欠く裏に「水原通訳不在」と「契約金1000億円超の重圧」
大谷は理想とする打撃に関して、「打席に入ったとき、ピッチャーと向かい合ったときに打てそうな気がすること」と話したことがある。つまり打席に入るまでの準備が重要で、それがおろそかになっているのではないか。低めの変化球に手を出して打ち取られるケースが少なくないのは、打席に向かう準備が不足していることも一因なのだろう。
ナインとのコミュニケーションも含めて、少なくともグラウンド内では水原元通訳にオンブにダッコだったわけで、彼がいなくなったことがマイナスに作用しているのは否定できない。
打たなければならないという力みもあるだろう。
ロバーツ監督は自軍の打線について、「いいパフォーマンスを発揮してくれている。1番から4番、5番、6番と、我々の打線は(相手バッテリーにとって)気が抜けない」と自信たっぷりに話している。チーム総本塁打(11)と総得点(47)はいずれも30球団中ナンバーワン(2日現在)。
主力打者は軒並み開幕から好調で、1番ベッツは打率.520、4本塁打、10打点、3番フリーマンは同.360、1本塁打、6打点、正捕手で4番のスミスは本塁打こそないが同.500、6打点。主に6番で起用されるT・ヘルナンデスは4本塁打、9打点と打ちまくっている。