大谷は得点圏でサッパリでも…ロバーツ監督「積極的すぎる」と苦言のお門違い

公開日: 更新日:

 イチローは以降も、ボール球に手を出して不振に陥るたびに、チーム内外で「四球を選ぶべき」などと批判の的になった。

 大谷もイチローのように、監督から苦言を呈されたわけだが、大谷の場合はそれが必ずしも的を射ているとは言い難い。

 18日時点でメジャー最多の31安打をマーク。あくまで得点圏での打率が伸びないだけであって、高打率(.360)をキープしている。

 現地特派員が言う。

「イチローはリードオフマンであり、安打を打って出塁することが求められた。ボール球に手を出して安打が出なければ、批判を浴びるのは当然です。でも大谷は、あくまで得点圏で安打が出るか出ないかの問題。しかも、幼少期から好球必打の考えが体に染みついており、メジャー通算175本塁打のうち、初球を仕留めたのは39本で最も多い。ロバーツ監督が言うように初球から打ちに行かずにボールを見極めようとすれば、かえって大谷の良さがそがれ、ますます袋小路に入り込む危険があります」

 雑音を封じるためにも、得点圏で1本打ってスッキリしたいところだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  3. 3
    17億円の損害賠償「払う気ない」と発言…「漫画村」運営者の言い分は通るのか

    17億円の損害賠償「払う気ない」と発言…「漫画村」運営者の言い分は通るのか

  4. 4
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 5
    浜崎あゆみの足の形は日本人の中では少数派だった! 過去には池田エライザも話題に

    浜崎あゆみの足の形は日本人の中では少数派だった! 過去には池田エライザも話題に

  1. 6
    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

  2. 7
    浜崎あゆみ FNS歌謡祭で「Who...」熱唱も…またもや“別人疑惑”、「まさにwho?」の声も

    浜崎あゆみ FNS歌謡祭で「Who...」熱唱も…またもや“別人疑惑”、「まさにwho?」の声も

  3. 8
    木村拓哉ドラマはなぜ、いつもウソっぽい? テレ朝「Believe」も“ありえねえ~”ばっかり

    木村拓哉ドラマはなぜ、いつもウソっぽい? テレ朝「Believe」も“ありえねえ~”ばっかり

  4. 9
    「小池都知事はエジプトのエージェント同然」カイロ大の体質を知り尽くすジャーナリストが看破

    「小池都知事はエジプトのエージェント同然」カイロ大の体質を知り尽くすジャーナリストが看破

  5. 10
    明石家さんまSPドラマ『心はロンリー』はフジの“忖度接待”作品? 辛辣感想に誤解も混じる

    明石家さんまSPドラマ『心はロンリー』はフジの“忖度接待”作品? 辛辣感想に誤解も混じる