保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「伴食宰相」(25)「神の国発言」で社会を愕然とさせた森喜朗の登場

公開日: 更新日:
2000年の衆院選挙で花付けをする森喜朗首相(C)日刊ゲンダイ

 首相の失言、放言には2つのタイプがある。ひとつは首相にあるまじき常識外れの失言である。主に教養のレベルが問われる。麻生太郎元首相の漢字が読めないなどはこの系譜であろう。もうひとつは歴史観の内容である。大日本帝国時代の天皇主権国家の歴史認識を平気で口にする感覚である。意外なことに…

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