永田町の裏を読む
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岸田首相が「社会問題」と位置付けた“花粉症撲滅”政策の見当外れ
通称「ハクション議連」、正式名「花粉症対策議員連盟」には与野党150人もの議員が参加し、岸田文雄首相も昨年の国会答弁で「もはや我が国の社会問題」と位置付けたこの問題の対策に取り組んでいる。具体的には…
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馬鹿なのか利口なのか…岸田首相の明暗を分ける衆院3補選の行方
岸田文雄首相は「バカなのか利口なのか」が近頃の永田町内の話題である。この言い方は乱暴すぎるので、もう少し丁寧に言うと、これだけ支持率が下落し、いつ内閣が倒れてもおかしくない状況だというのに、あのよう…
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真面目で政策通だが…「いい人」石破茂元幹事長の弱さの根源
石破茂・元自民党幹事長の講演を聴く機会があった。私が長年お付き合いいただいている「浅草おかみさん会」の会長の冨永照子さんが「岸田はもう見ちゃいられないよ。石破に総理になってもらおう」と言い出して、3…
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国会で疑惑を追及するにはいくつもの壁が存在する
2月29日と3月1日に開かれた衆議院の政治倫理審査会は、岸田文雄自民党総裁と安倍派幹部4人らが出席したが肝心の派閥ぐるみの裏金づくりシステムの実態についてはいずれも「知らぬ存ぜぬ」のノラリクラリ答弁…
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トランプ返り咲きはアメリカ帝国に襲いかかる狼男伝説
先週は「もしトラ」、すなわち、もしかして本当にあのトランプが米国大統領に返り咲いたら全世界に一体どれほどの恐怖をもたらすのかについて述べた。 正直に言って、「もしトラ」はほとんどジョークでし…
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「もしトラ」の毒気は、すでに日本にも回り始めていることに警戒せよ
「もしトラ」という世界中の人々の心配は、いよいよ現実となりそうである。 トランプ前大統領が共和党の予備選で勝利を収めることがほぼ確実となり、他方で再選を目指すバイデン現大統領には高齢化に伴う認…
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小選挙区制の利点を生かし、政策論争を盛んにするための5カ条を列記する
先週の本欄で、せっかく小選挙区制を導入しても、それを生かして政策論争を盛んにするようなインフラ整備を怠ったのが失敗だったという趣旨のことを述べたところ、数人の読者から賛同の意見が寄せられた。A氏は「…
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派閥解消だけで抜本的な「政治改革」は実現しない
長年にわたり無派閥で通してきた自民党のベテラン議員に言わせれば、「派閥っていうのは『55年体制』の遺物というか悪しき遺産の最たるもので、それが今まで残っていること自体がおかしいという認識を出発点にし…
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漫画家・芦原妃名子さん逝去…簡単に人の命を奪うネット社会の怖さとリテラシー問題
著名な漫画家が自作のテレビドラマ化に当たって、テレビ局側が用意した脚本家とトラブルになり自殺したという痛ましい事件で、何より驚いたのは、原作者であるその漫画家がそこに至る事情を語ったSNSで、相手の…
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二階俊博と世耕弘成…正反対の2人がともに深い傷を負った「和歌山戦争」の行方
和歌山県在住の知人から面白い話を聞いた。裏金問題で袋叩きの対象となり、派閥の解散が決まった二階俊博・元自民党幹事長がさぞかし落ち込んで、早々と引退準備に取り組んでいるのかと思いきや、「とんでもない」…
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共産党初の女性党首就任 それでも党勢後退に歯止めがかかりそうにない
共産党が先ごろの党大会で、23年間もその座にあった志位和夫委員長に代えて田村智子副委員長を抜擢し同党初の女性党首に据えたのは、“刷新”感を演出して党勢後退に歯止めをかけようという狙いからのことだった…
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「あまりにも古色蒼然」時代錯誤な自民党・麻生副総裁の国際社会二分論
「麻生太郎自民党副総裁って、まるっきり前世紀の遺物、冷戦時代の化石だね」と、ワシントン在住の旧知の米国人記者からメールが入った。 麻生は今月、米共和党系の老舗のシンクタンク「大統領職・議会研究…
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日本は力を失いつつある米国に追従して一緒に堕ちていくのか
旧知のベテラン野党議員は勉強家で、たまにしか会わないがそのたびに新しい情報や視点を与えてくれる貴重な存在である。先日はこんなふうに語り始めた。 「IMFの購買力平価によるGDPランキングの統計…
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すべてがドン詰まった自民党の年の暮れ
久しぶりに自民党のベテラン秘書氏に電話をすると、「いやあ、岸田文雄首相の命脈はもはや尽きたね」と、のっけから手厳しい。 「だってそうでしょ、最大派閥の安倍派におんぶに抱っこで政権維持を図ってき…
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大臣が法の裏をかくような「法匪」の輩では国は滅びる
今回は、高校生に戻ったのかと言われてしまうかもしれない「青臭い」話をさせていただく。 民主政治の根幹は言うまでもなく「法の支配」である。マックス・ウェーバーの言う「合法的支配」とは、支配する…
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「前原新党」が一大野党勢力出現へのトリガーにならない理由
国民民主党の代表代行を務めていた前原誠司衆院議員が離党して、「教育無償化を実現する会」という新党を結成するという。永田町内の「付いた離れた」の噂話を得意とする政界漫談業界では、前原新党のインパクトは…
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岸田首相は本当に「外交が得意」なのか? 元外交官の冷ややかな答え
よろず行き詰まっている岸田文雄首相が、最後の局面打開策として賭けているのが「得意な外交」だそうで、そのため外務省を駆り立てて「国賓待遇による米国訪問」を来春にも実現しようと躍起になっている。 …
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「老いぼれに率いられた子供っぽい集団」に盲従する日本の情けなさ
フランスの代表的な知識人であるエマニュエル・トッドが月刊「文芸春秋」12月号に「米国はウクライナ戦争ですでに敗北している」と書いている。この見出しを目にしただけで誰もが「えっ?」と思うのは当然で、少…
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アベノミクスに縛られて予測を間違え続ける「物価の番人」日銀の悲惨
11月8日の衆院財政金融委員会の質疑で立憲民主党の階猛議員が、「税増収分を還元して減税する」との岸田文雄首相の言い分について、そのような財源は存在しないという答弁を鈴木俊一財務相から引き出して大いに…
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ハマスを「テロリスト」と呼ぶことを拒むイギリスBBCの報道姿勢
東アジア共同体研究所(鳩山由紀夫理事長)は毎週月曜日夜8時からユーチューブで「UIチャンネル」と題した時事討論番組を放映していて、同研究所の理事・研究員である私も時折出演している。6日は私の当番で、…