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ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

タモリさんが「新しい戦前」に込めた今の時代の空気感 ずっと「永遠の戦後」を続けなければ

公開日: 更新日:

 皆さま、あけましておめでとうございます。2023年もこの連載を何とぞよろしくお願い申し上げる次第です。

 さあ、いよいよタモリさんいわく「新しい戦前」の幕開けだ。

 昨年暮れの「徹子の部屋」で、黒柳徹子さんに「来年はどんな年になるでしょう」と聞かれ、「新しい戦前になるんじゃないでしょうか」と即答したタモリさんの言葉がSNS上で話題沸騰。

 この簡潔な言葉にさまざまなニュアンスが盛り込まれ、今の時代の空気感を表現していて、さすがにタモリさんならではである。赤塚不二夫さんの葬儀で述べた弔辞の「私もあなたの数多くの作品のひとつです」と並び、歴史に残る名言ではなかろうか。

 なによりこの言葉がブログやTwitterで本人が発信したわけではなく、徹子さんとの会話の中で自然に出たことがいかにもタモリさんらしい。

「新しい戦前」とは、今生きている日本人がほぼ誰も経験していない「戦前」がもうやって来ている、という意味であり、「このままでは同じ道をたどることになる」という警鐘であることは間違いない。

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