フジ新バラエティー「ぽかぽか」で自虐ギャグ連発の裏側…局内のライバル関係なぜ隠さず?

公開日: 更新日:

 年明けにドタバタと始まったフジテレビ系昼バラエティー「ぽかぽか」(月~金曜午前11時45分~)だが、「あそこまで露骨にやるとはねえ」とテレビ業界の話題になっているのが、前番組「ポップUP!」への当てこすりだ。

 放送初日から、MCの岩井勇気(ハライチ)は「フジテレビのお昼、視聴率ヤバいですからね。でも、(われわれは)上げ放題ですから」と、ときに世帯視聴率1%割れまで落ちた「ポップUP!」をからかった。また、「どうせSNSには、(この番組も)ポップUP!の二の舞いなんて書いてあるんでしょ」と笑わせる。

 木曜レギュラーをいつまで続けたいかと聞かれた島崎和歌子も悪乗りして、「9カ月(で終わり)はお願いだからやめて」と、「ポップUP!」がたった9カ月で終了したことをおちょくった。出演者が前番組をここまで笑いものにするとは異様だが、裏で何かあったのか。

 フジの昼バラエティーは「笑っていいとも!」「バイキング」など、40年以上も「バラエティ制作センター」が担当してきた。ところが、経営企画畑の金光修前社長はカネのかかるバラエティーを打ち切り、情報番組「ポップUP!」をスタートして、担当もワイドショーなどを作っている「情報制作センター」に代えた。バラエティー部門は猛反発したが、視聴率低下を言われては黙るしかない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  4. 4

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  5. 5

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  1. 6

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  2. 7

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  3. 8

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  4. 9

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  5. 10

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった