ラサール石井
著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

日テレ「赤木ファイル」の衝撃 国を相手に夫の死の原因を追求する妻・雅子さんの闘いを描いた渾身作

公開日: 更新日:

 1月9日放送の日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」の特集「命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎」。

 放送直後からSNS上で話題になり、見逃し配信でやっと見られた。

 言わずと知れた森友学園問題で、公文書改ざんを命じられ、自らの正義感とのはざまで苦悩し自死に至った近畿財務局の赤木俊夫さん。その改ざん開始から現在までを妻・赤木雅子さんのインタビューをもとに、再現ドラマと実写を組み合わせた渾身のドキュメンタリーだ。

 まず再現ドラマのクオリティーが非常に高い。演出、照明、演技の質が高く、インタビュー部分や実写とのバランスが素晴らしく、つい入り込み、涙が出てくるほどだ。

 安倍元首相の「私も妻も関係していたら、これはもう総理大臣も国会議員も辞める」という本物の映像、さらに当時の佐川理財局長が決裁文書が破棄されたと答弁する映像、これを再現ドラマで近畿財務局の赤木さんたちが実際見ていて衝撃を受けるシーンはリアリティーがあった。

 佐川元局長の答弁シーンにテロップではっきり「ウソ」と描いていたのにも気迫を感じた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと