田中幾太郎
著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

皇室と筑波大附属の「深い縁」 悠仁さまが高校にご進学される“納得の理由”

公開日: 更新日:

 秋篠宮家の長男・悠仁さまが、今年4月から筑波大学附属高校に進学される。悠仁さまが同校を選ばれた理由は「学習院は避けたい」、「これまで通っていたお茶の水女子大学附属中学に近い」、「エリート志向」などが挙げられるが、それだけではない。「筑附(筑波大附属)と皇室は深い縁で結ばれているのです」と話すのは元宮内庁担当記者だ。

 その接点は美智子上皇后。美智子さまの実父で、悠仁さまの曽祖父にあたる元日清製粉会長の正田英三郎氏は小学校から旧制中学(現中学・高校)まで筑附の前身の東京高等師範学校附属に通い、大学は東京商科大(現一橋大)に進んだ。正田氏は1999年に95歳で亡くなっているので、06年生まれの悠仁さまが会うことはなかったが、秋篠宮家と正田家はさまざまな交流があった。

「悠仁さまの父・秋篠宮(文仁)さまは特に、正田英三郎氏の従弟で東大農学部教授だった正田陽一氏(16年89歳で没)と懇意にしていた。陽一氏の専門は家畜の遺伝。秋篠宮さまは家禽類の研究をしていて、分野が重なっていたので、地方や海外などにも一緒に調査に出かける機会がたびたびあったのです。そこで正田英三郎氏の話題に及ぶことがあって、秋篠宮さまの中で、悠仁さまの進路のひとつとして筑附が強くイメージされるようになったようです」(元宮内庁担当記者)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?