藤倉善郎
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藤倉善郎ジャーナリスト

1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」などの共著も多数。

神父が女性信者の股間にヨーグルトを塗って射精…共同生活で「謎の儀式」を続ける

公開日: 更新日:

 秋田県のY駅からクルマで15分ほどの小さな集落に立つ民家。ここに5、6人で共同生活をしているLというカルト集団がある。

 彼らの源流はオーストラリアにある。同国に聖母マリアのメッセージを受けたと主張して終末論を唱えるキリスト教系カルト集団があり、Lはその日本支部にあたるグループだった。

 だがオーストラリア人の教祖が少女への性虐待で逮捕。そのためLのグループはオーストラリアの本部とは別の団体となり、「神父」を名乗る男性指導者が女性信者に“性の儀式”を続けていた。

 その儀式はこうだ。神父と女性信者が全裸になって祭壇に祈りを捧げたあと、床に敷いた布団の上でキスをして互いの体を隅々までなめ合う。女性信者が神父の性器を口に入れたり、シックスナインになったりと、まるでアダルトビデオの前戯のようだ。

 ところが、ひとしきり愛撫を終えると、女性の股間にヨーグルトを塗りたくり、そこに神父が性器をこすりつける。性器の挿入はせず、素股の要領でコップの中に射精。事が終わったあとは精液の入ったコップを祭壇に捧げる。これが「正しいセックス」だと神父は説くのだ。

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