保阪正康
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保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

戦場を知る大阪の中小企業経営者Mは、なぜ田中角栄を支持したのか

公開日: 更新日:
中国北部の満州への侵攻後、日本軍がソ連軍に降伏した際の奉天飛行場での光景。降伏に際して武器と弾薬を集めている(1945=昭和20=年8月) (C)Robert Hunt Library/Mary Evans/共同通信イメージズ

 田中角栄批判が渦巻いている頃(昭和58年前半期)、彼の後援会機関紙「越山」の投稿欄で、田中を激励している庶民の姿を取材した。その体験を語ることが、図らずも昭和史の断面を浮き彫りにすることにもなる。熱狂的な田中擁護者の30人余の10人ほどは同世代か、それに近い世代でもあった。戦場…

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