CS最終Sへ巨人ナインに一体感 "地獄の秋"回避が選手の本音

公開日: 更新日:

 きょうから巨人はセ・リーグ覇者の広島と敵地マツダスタジアムでCSファイナルステージ(S)に臨む。

 今季7勝17敗1分けと圧倒されたが、高橋由伸監督(43)は「シーズン中はやられたことが多い相手。でもシーズンとは関係ない戦い。失う物はない。崖っぷちからはい上がってきたので、思い切ってぶつかりたい」と力強く語った。

 今月3日、由伸監督の今季限りでの辞任が発表されてからチームは4連勝。ヤクルトとのCSファーストSは、2戦目に登板したエース菅野がポストシーズン初となるノーヒットノーランを達成し、2連勝を飾った。3戦目に先発予定だったメルセデスを温存できたことで、ファイナルS初戦に投入できる。

 指揮官が引責辞任することで責任を感じる巨人ナインに一体感が生まれている。あるベテラン選手は「原監督はベンチ主導、由伸監督は選手ファースト。現役を引退してすぐに就任した由伸監督は、ベテランを気遣ってくれたし、ある程度、選手に任せてくれた。だからベンチ主導だった原監督が2015年に辞めた時以上に選手は責任を感じています。今さら遅いけど、せめてCSは頑張ろうと……」と言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    阿部巨人が仕掛ける緊急トレード…有力候補はくすぶる「元本塁打王」「元最優秀中継ぎ投手」ら

    阿部巨人が仕掛ける緊急トレード…有力候補はくすぶる「元本塁打王」「元最優秀中継ぎ投手」ら

  2. 2
    86歳日枝久氏が居座り続けるフジテレビの未来…視聴率は低迷し営業利益は約30%減

    86歳日枝久氏が居座り続けるフジテレビの未来…視聴率は低迷し営業利益は約30%減

  3. 3
    立ち食いそば店の60代“深夜ワンオペ”は命がけ…敬遠されるのも無理はない

    立ち食いそば店の60代“深夜ワンオペ”は命がけ…敬遠されるのも無理はない

  4. 4
    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

  5. 5
    維新ダサすぎ!都知事候補擁立を断念…女帝に陳腐な取引打診も“ガン無視”される

    維新ダサすぎ!都知事候補擁立を断念…女帝に陳腐な取引打診も“ガン無視”される

  1. 6
    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 7
    ロッテ佐々木朗希「省エネ投球」の謎解き…フルパワーのシーズンフル稼働は到底無理

    ロッテ佐々木朗希「省エネ投球」の謎解き…フルパワーのシーズンフル稼働は到底無理

  3. 8
    協会はテレビ各社にケンカを売るように「放映権をよこせ」と迫り過去最高益「5億円超」を叩き出した

    協会はテレビ各社にケンカを売るように「放映権をよこせ」と迫り過去最高益「5億円超」を叩き出した

  4. 9
    「燕は戻ってこない」桐野夏生著

    「燕は戻ってこない」桐野夏生著

  5. 10
    なぜ大谷の評価は「いまひとつ」なのか…現地メディアの根底に「安打じゃ満足できない」米国人気質

    なぜ大谷の評価は「いまひとつ」なのか…現地メディアの根底に「安打じゃ満足できない」米国人気質